ANDCOCO Plus(アンドココプラス)は、
「ANDCOCOグループ『らしさ』が魅える情報サイト」をコンセプトに、個性豊かなスタッフたちの仕事に対する想いや考え、働きがいのある会社を目指すさまざまな取り組み、マーケティングやプロモーションの事例やお役立ち情報など、
ANDCOCOグループならではの情報をお届けします。
動画サイトやSNS、webサイト、お店のデジタルサイネージなど、ありとあらゆるところで目にすることが多くなった料理動画。
料理のシズル感を伝えるものから、レシピの手軽さやおもしろさを伝えるものまでその用途はさまざまです。
きかんしエムエスグループでは、自社スタジオで料理動画を毎週撮影・編集しているスタッフがいます。
料理動画の制作に携わる中でのこだわりを聞いてみました。
お話を伺ったのは…ムーさん
エムエスグループの動画スタッフ。
撮影・編集から撮影セットのDIYや仮ナレーションまでこなすマルチクリエイター。
遺憾なく発揮される独自の世界観により、制作物はもちろん、デスク周りにもムーさんワールドが広がっている。犬と映画好き。
ちゃんおか:
料理動画って今や世の中にめちゃくちゃたくさんありますよね。動画の用途によってテイストやテンション、見せ方もさまざまだと思いますが、ムーさんが「ユーザーにこんな風に感じてほしい!」と思っていることはありますか?
ムー:
いろいろありますけど、あえて絞るなら
「おいしそう!」「つくりたい!」「きれい!」
の3つです。
ちゃんおか:
直感的に「いいな」って思ってもらえることが大事なんですね。
それぞれについて撮影のポイントを詳しくお聞きしたいです。
ムー:私の撮影こだわりポイントを順番にご紹介しますね。
ムー:
まずは「おいしそう!」から。
いわゆるシズル感を感じて頂くために料理のジュージュー、グツグツ、ホッカホカ、テリテリ、ピチピチ…と擬音で表現できそうな瞬間を撮影することを大切にしています。
例えば、湯気をしっかり映りこませるために、スタジオの温度を下げたり、照明を当てる角度を工夫しています。
ちゃんおか:
なるほど。確かに湯気がほんのり上がっているのと、もうもうと上がっているのではホッカホカ、グツグツ具合が違ってきますね。
ムー:
調理工程などがあまり難しい感じに見えないように、調理を担当していただく方と所作の確認・相談をさせていただきながら撮影を進めます。
ちゃんおか:
あまり料理が得意でない私ですが、レシピ動画だと「つくれるかも!」と思います。スタジオウィッシュの手際の良さと、動画撮影の画づくりのコンビネーションのおかげなんですね。
ムー:
「見やすさ」にも繋がると思うのですが、映像がきれいということが基本だと思っています。
撮影時の照明やカメラの設定をしくじらないように気を付けています。あと、余計なものを映さないということも大切ですね。
そして何より、ここを見て!というところを撮影できるようカメラの位置や照明を調節したり、
対象にビタっ!とピントが来るようにモニターでしっかり確認して撮影します。
ここできれいに撮影できていると、あとの編集がとても楽になります。
ちゃんおか:
そうそう!見せたいものがきちんと伝わる動画って、見る側も違和感がなくて見やすいんですよね。高性能なスマホの普及のおかげで誰でもかんたんに動画が撮れるようになりましたが、撮る側の意識でそのクオリティは全然違ってくるように思います。
ちゃんおか:
では、撮影の次にとっても大事な編集作業において、ムーさんのこだわりを教えてください。
ムー:
編集のこだわりポイントはこの2つです。
さっきの回答とも被るんですけど、調理工程などがあまり難しくないように、シンプルに見えるよう編集しています。逆に難しい工程を丁寧な所作で解説するように見せる時もあります。ケースバイケースです。
ちゃんおか:
私個人としては、「乱切りってこうやるのか」「茄子ってこんなとこまで使えるんだ」とか、所作が映されていることで新しい発見になることも多いです。かんたんに真似「できそう」で、かつ実際にちゃんと真似「できる」のって大事ですよね。
ムー:
楽しんで見てみよう、作ってみよう!と思っていただくためのワクワク感の演出ができるよう、テンポの良いカット割りや、BGMなど音も大切にしています。案外知られていないかもしれませんが、BGM選びには毎回苦労しています。
ちゃんおか:
特に早回しのレシピ動画は、テンポ感が気持ちいいと思わず見ちゃいますもんね。場面が切り替わるときの手品っぽさも楽しくていい。BGMが朗らかな感じだと料理も楽しくできそう!
ちゃんおか:
ムーさんが動画撮影・編集者として「これがクリアできているといい動画」というチェックポイントはありますか?
ムー:
何より「伝えたいこと、見せたいことが明確」ということでしょうか。
私自身としては「なんかいいな」「琴線に触れるな」というような感覚的、情緒的なところを重視したいところもあるのですが、その想いが深すぎても独りよがりで分かりにくい動画になりますので、悩んだ時は周りの先輩方の「客観的な目」で見ていただくようにしています。しかしながら、エッセンスとして自分の感性を信じてうまくミックスすることも大切かなと思います。
────────────
おいしそうを伝える「シズル撮影」、
多くの情報を感覚的に伝えることができる「動画マーケティング」。
この2つを掛け合わせた料理動画コンテンツの制作は、エムエスグループの得意分野の1つです。
今回はその舞台裏を支えている、スタッフの細やかなこだわりと想いをお伝えしました。
ユーザーに「分かりやすく」「感覚的に」「伝えたいことが伝えられる」動画をつくりたい方は、ぜひ一度お問い合わせください。