ANDCOCO Plusについて

ANDCOCO Plus(アンドココプラス)は、
「ANDCOCOグループ『らしさ』が魅える情報サイト」をコンセプトに、個性豊かなスタッフたちの仕事に対する想いや考え、働きがいのある会社を目指すさまざまな取り組み、マーケティングやプロモーションの事例やお役立ち情報など、
ANDCOCOグループならではの情報をお届けします。

close

ANDCOCO Plus

WORK

2024.09.24

ANDCOCOの仕事人 ~ココにこだわる~
描くディレクター編

ANDCOCOで働くスタッフの頭の中を覗きつつ、スタッフ目線での仕事へのこだわりや、企画やクリエイティブを創造する創り手の想いをご紹介します。

第1弾は、「ディレクター編」
お客様が思い描く制作物をクリエイティブへ落とし込む仕事人、ANDCOCO東京オフィスで働くディレクターMさんの仕事を紹介します。

 

そもそもANDCOCOのディレクターの仕事は?

・ご依頼をいただいたお客様の課題のヒアリング、打合せ
・制作物、プロモーションの提案、見積のご提案
・プランナー、デザイナーへの制作指示、連携
・制作物のクリエイティブ管理、進行管理

受注から制作物の納品までのすべての工程に関わり、まさに制作現場の司令塔の役割を果たします。お客様と円滑なコミュニケーションを通じて、完成までの不安や懸念をなくし、お客様の課題解決となる販促物の作成、進行のディレクションを行います。

 

描いて、魅せて、心をつかむ!入社6年目、若手精鋭!ディレクターMさん

・美大卒 彫刻を専攻
・特技はデッサン、イラスト
・前職はテレビ関係の会社にて美術ディレクター

という経歴を持つ、Mさんのもつ仕事のこだわりは、撮影の現場で垣間見ることができます。

 

『描けます!手書きスタイリングラフ』

特技である自身のデッサン力を生かし、ヒアリング内容を元に自身でスタイリングラフを手書きにて作成。対象物の見せ方を細かく書き込まれたスタイリングラフは、制作の起点となります。

 

Mさん直伝!
料理スタイリングラフにおいて クリエイティブに落とし込む3つのポイント

その1カメラの位置、構図を決める(アングル)

全体イメージの根幹となるアングルは、見せたい料理または商品の特徴に合わせて決定します。1番伝えたいメインビジュアルを意識して、全体の枠組みをはじめに決定します。

 

事例1

ドリンクやパフェといった背の高いもの、大盛やボリューム感がある様子を伝えたい
→真横から(アングルを低めにすることで高さやボリュームが際立つ)

事例2

複数の料理を均一に見せたい、バラエティー感を見せたい
インパクトを出したい、目を引くイメージカットが欲しい
→真上からの平面構図(平面の一枚絵となりデザイン的に見える)

事例3

生活感のある温かい食卓シーン
→斜俯瞰(人の目線に近くなり、自然な見え方になる)

 

その2光の陰影をつけて切り取るシーンを演出(ライティング)

料理写真において影の強さや差し込む位置は、シーン情景を演出するのに効果的です。スタイリングラフにおいてもこの陰影をつけることで、より完成カットの情景やシーンをイメージしやすくなります。

 

事例1

爽快な朝、気持ちの良い朝食シーン
→強く、硬い朝の光 コントラストがくっきりとした影が入る

事例2

家族団らん、家族の会話が聞こえる食卓シーン
→ふんわりとやわらかくあたたかな薄い影

 

その3小道具で足し算、引き算をして整える(構成要素の調整)

周囲の装飾物(カトラリー、植物、小物等)が必要かどうかを検討。不自然な空きが出ていないか、想定しているシーンが分かりやすいか、小物の足し算、引き算をしてイメージに近づくように調整を行います。

 

クリエイティブの精度を底上げする
ディレクター×デッサン力の相乗効果

シーンや世界観が見える料理写真は受け手にインパクトを残します。つくりこまれた細かな設定をラフに反映することは、「映える写真がほしい」、「この商品の○○を〇〇みたいに魅せたい!」など言葉のみでは伝わりにくい要望をクリエイティブの表現として認識することにつながります。「絵」に一度落とし込むことで、クライアントとスムーズに共通の目的(ゴール)を持つことができるようになり、早期の段階で完成のイメージが沸き、安心感も高まります。また、制作にかかわるカメラマン、スタイリストとも共有することで、完成への道しるべとなり、制作物への精度を高めていきます。

 

クライアントとともに。共創の想いをもって制作します

ANDCOCOの得意とする料理撮影の裏側には細かな制作フロー、明確なシーンの設定を行う営業ディレクターの存在がありました。「こんな風に魅せたい」、「こんなシーンを想像している」というクライアントの想いをカタチにするためには、作り手の細かなこだわりや事前の綿密な設定があってこそ。わたしたちは、お客様と想いを重ね、ユーザーに伝わるクリエイティブをご提供していきます。

 

記事一覧へ